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オーナーシェフ高濱のストイックでちょっといい話 2014年8月アーカイブ

新たな言葉

少し過激な言葉ですがご存知ですか?
飲食店で何らかの目的を持って写真を撮りインターネットに流す
こんな行為がある言葉で表現されています
t.....r,f......k,など多くのサイトがあります
何らかの目的とは?
アップすることで誰かが反応してくれる無差別に拡散する
嬉しい?楽しい?・・・ある種の満足感や快楽もそこには存在するのかもしれない

本人は正当な行為だと言うだろう
しかし、撮られている側は穏やかではない
その一皿の中に精一杯の表現をしてお客様に提供している
盛り付け、大きさ、味、香、雰囲気、角度、場所、明るさ、時間、などなどなど・・・
そのお料理に関わる全ての物、者がそこに集約する
少し大袈裟かもしれないが一つのアート、作品なんです
同じようでも絶対に同じ物はない
目の前で見るそれと画面で見るそれはまったくの別物
唯一無二
それを・・・

そのような行為を
「フードポルノ」と呼ぶ
聞きなれない見なれない新しい言葉
ネット社会が作り出した言葉
ネット社会が破壊したマナーやモラル

みんなどうしてしまったんだ?
世界中に問いたい

「撮る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら来て見て食って感じな損々」

 








影と闇

影(Shadow)
闇(Darkness)

影は見ることが出来る、そこに何かがある証でもある
闇は見ることが出来ない、そこに何があるのかは解らない

考えられないような事件が昨今起こっている
偉い人たちがメディアを通して好き勝手に発言している
動機は?凶器は?精神は?
お偉いさん達が持論を展開する
参考にはなるがそれが真実ではない
むしろ真実とはかけ離れた「たられば」の話だ
影なら何か少しでも解ることがあるかもしれない
が・・・
闇なら何も解らない

何でだろう?
その闇が私は少し解るような気がする
テレビやラジオで事件を聞く
不思議とそこまでの驚きは無かった
自律することの出来ない未熟な者が
能力以上の
好奇心、衝動に捕らわれると
もう止める事は出来ない
反射
葛藤や考えはその時間に存在しない

闇と
同調(Synchronize)する
自分を律し闇を持つ者が同調することで
闇を少しは理解することが出来るのかもしれない
何か出来なかったのか?

事件を起こす前に
衝動に呑まれる前に
・・・もう遅い

目で見える物しか信じない
感情が心が希薄になっている
時代の被害者

加害者も被害者も
もう増やしてはいけない
今を生きる私達には何かが出来るはず













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