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オーナーシェフ高濱のストイックでちょっといい話

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パスタ

私は生パスタをあまり好まない
なぜ?
生パスタと乾燥パスタはまったく別物だから
パスタを作るのに使用する小麦粉は硬質小麦を使用する
ラーメンやうどんを作る軟質小麦とはまったく別物
この硬質小麦を挽き粉状にしたものがパスタの袋に表示されている「デュラム小麦のセモリナ」だ
デュラム小麦を水だけで(卵を入れ利場合もある)練り形成後、乾燥させることにより香り、味、食感、が増す
一方、乾燥させない生パスタはもちっとした食感が特徴だが香りや味はさほどでもない
ラーメンやうどんに慣れている日本人にはその食感が親しみやすいかもしれない
私はパスタを調理する中で香りを特に重視している
ソースと絡めるときに茹で上げたパスタとソースの香りが一つになる
口の中で噛んだとき香るその小麦の香りがとても好き
ソースも大切だけどやっぱりパスタそのもの
大切なのは食感と香り
しかしお店で生パスタを提供しないわけではない
オレキエッテやカヴァテッリのようなショートパスタは現地で職人から学んだ
プーリア州出身のピエトロから教わったこのパスタは一食の価値ありだ
個性的な形をしたこのパスタは一つずつ手作りしないと美味しくないんです
通常メニューには載せていないので予約の際にオーダーしてみてください












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